K's PRODUCE

「若さと技術で勝負する」

　自家用車の所有率は日本一といわれる群馬県の南部、高崎市にお店を構えるK’sPRODUCEさん。「弊社はドレスアップ専門店のように思われることもあるのですが、実は鈑金塗装や修理、整備のお仕事の方が断然比率は高いんですよ」と語るのは店長の小林さん。鈑金塗装や整備の確かな技術があるからドレスアップの仕事も当然のようにできるのだそう。「群馬県は昨年ひどい雹害に見舞われて、雹によるルーフやボンネットなどの凹みの修理が次から次へと舞い込んできました。それがやっと終わったと思ったらまた今年も7月に雹が降りまして、今もバックオーダーを沢山抱えています」。
　鈑金や交通事故の修理の仕事などはディーラーからが大半だそうで、信頼の厚さが伺えます。「鈑金塗装や修理を生業にしている同業者はどんどん淘汰されているのが現状です。弊社のスタッフはみな２０代や３０代と比較的若い。ただ若くても仕事量が多いので腕を磨くには事欠かず、若いからこそのスピードとガッツを武器にしてそれが評価されています。また、新しい工具や技術にも気後れすることなくどんどん取り入れ、貪欲に挑戦しています。例えば水性塗料などもいち早く取り入れるなどしていて、そのようなことも評価されているポイントかもしれません」。
　「ドレスアップに関してもベースになっている技術や設備がしっかりしているので、例えばホイールをインチアップ、車高をローダウンして、オフセットツライチのタイヤを履いてといったオーダーでもフェンダー裏のツメ加工まできっちりと綺麗に行いますから。単純に見てくれだけじゃないんですよ」。設備もリフト２台、鈑金スペース２台、塗装ブース、磨きブースと６台が同時に作業できるスペースを確保。「スタッフの数から言えばこれでも狭いですが、塗装を外注に出す業者も多い中で弊社は鈑金から塗装まで一貫してできる。これも強みですね」と語る小林店長でした。