タイヤ館 福岡西

　福岡市市街地の西、国道202号線沿いにあるタイヤ館　福岡西さん。目の前に都市高速１号線が走り、出口はすぐそば。オープンした15年前は片道１車線だった道路も、今では２車線に。交通網の発達と郊外の人口増加に伴い、客足は順調に伸びてきた一方、競合店も増えてきたのが近ごろの実情です。今ではタイヤ専門店の激戦区となっています。「ブリヂストンのタイヤショップとして、価格だけで勝負するのではなく、クオリティをお客様にお伝えしていきたいですね。そのために接客の質を高めることを考えています」と語って下さったのは店長の鶴川勝久さん。同店では、足を運んだ際、他とはちょっと違うところに気づきます。来店時はお客様がご自身で車を駐車スペースに停めるのが普通ですが、車が敷地内に入った途端、スタッフが駆け寄って駐車の誘導を行うのです。「『オーライ、オーライ』と誘導しながら、駐車していただきます。そしてお客様の顔を見て『誘導にご協力いただき、ありがとうございます』とお礼を言うんですよ」。接客は駐車するとき、来店のその瞬間から始まっているというワケなのです。「とにかく元気で明るく。そして来店中にお客様に何回『あり がとうございます』と言えるかが大事」。いつも口を酸っぱくしてスタッフにそう話しているそうです。
　タイヤ館の中で九州一を誇るホイールの在庫数も自慢です。その数はおよそ700枚強。実物を目で見て検討できるため、お客様には大きなメリットとなります。「おすすめするときにはお客様に選んでいただくように心がけています。ホイールならご希望のタイプのものと、さらにもうひとつ、異なるタイプのホイールを車の横にあててみます」。伺えば、アルミホイールの販売数は全国476店舗中、常に上位をキープしているとか。お客様とのコミュニケーションを大切にする姿勢と、販売の工夫がダイレクトに好成績につながっていることを実感しました。