カルバン長岡

カルバン長岡店さんに入ってまず驚かされるのが、タイヤ、ホイールの展示数。天井まで積み上げられたホイールの数は圧巻の光景です。これだけ商品数が多いにもかかわず、きっちりと整理整頓され、ポップも親切で分かりやすい表記──お客様目線の店舗作りをされていることがひと目で感じられます。
「お客様がすごく大切にされている車ですから、まずは親身にお話を聞くことが我々の仕事です。あと専門用語を使わないことも徹底しています。お客様からインセットがどう、と切り出されたらそういう会話になりますが、実際は『ワンピースって何？』『鋳造って何？』『鍛造って何？』というお客様も多いです。そのお客様に合った接客が何より重要で、絶対に上から話をすることはありません」。そうお話されたのは店長の長井彦憲さん。店舗作りはもちろん、接客においても「誰でもウェルカム」な雰囲気を大切にされているそうです。冒頭のポップ表記ひとつをとっても、適合車がひと目で分かり、値段表記に何から何までが含まれているのかを明記。こうした成果はリピーター率アップの数字にも現れていると言います。「ただ売りたいだけのドライな接客なのか、本当にお客様が求めるものを満たす接客なのか？　それによって温度差があるというか、お客様が受け取る印象は大きく違うと思います。うちの場合、カルバン長岡にお客様がつくというよりも、販売担当者にお客様がつきます。カルバンという看板よりも前に販売担当者の顔が浮かぶんでしょう。それを充分に活かせるようスタッフのスキル、人の良さを最大限に発揮できる店舗運営を私は心がけています。決まりだからできません、ではない接客が一番の魅力だと、いつまでもお客様に言ってもらいたいですね」。