タイヤセンター ウメモトグループ タイヤ館ウメモト

　古くは工場が建ち並ぶ工業地域、現在はその跡地に進むマンション建設、と新旧の住民が入り混じる地域。交通量も多く、新車・中古車ディーラーが林立する通りに面しており、立地は文句なし。だが、最近は近くに大型競合店もできて、気を緩めてはいられません。
　京都駅前に古くからグループ店があったことから、現在でも常連客として個人タクシー運転手の方も多く、いかにも観光地京都らしさを感じさせますが（今回の取材中にも個人タクシー運転手の方が来店されました）、「最近は、ファミリー層や女性のお客様も増えてきており、そうした方々、特に女性客へのサービス向上と集客力アップに力を入れています。」とは、同店の正木康隆店長。インセンティブに日用品を使ったり、子ども向けのお菓子を配布したり、また、レディスデイを設けてオイル交換を1,000円で行ったり。
　来店するお客様にも、タイヤの状態を一緒に確認し、（特に女性客には）懇切丁寧に説明をします。それぞれのお客様の要望をしっかりと掴んで、かつ、不安を与えないようにアットホームな雰囲気、接客に努めているということです。
　また、近隣のお客様のお宅に車の引き取り（預り）にも伺うそうですが、このあたりは昔ながらの町の酒屋さんを思わせるような地域密着ぶりです。
　その他、ディーラーさんからのアライメント調整の要望も多く、こちらはお店が休みのときでも連絡があればグループ全体で対応するという徹底ぶり。
　しかし何より驚かされたのが、この5～6年、毎朝、自主的にウメモトグループ全5店のスタッフが通りに出てチラシを手配りしているというお話でした。しかもお店の開店前AM7時半～AM8時半。タイヤ館ウメモトさんでは月に1万枚ほど配っているとのこと。これは敬服に値します。
　グループ代表 梅本信夫氏みずから作ったスローガン「安全とサービスに安心をプラスする店　どこの誰にも真似のできない　真心サービスを提供させていただく　あなたの街のタイヤ屋さん」は随所に形となって現れているように思えました。