タイヤタウン大津

タイヤは命を預けるものだから。
VOL.15_1
滋賀県は琵琶湖の南西端、大動脈国道1号線沿いという非常に交通量の多い場所に立つタイヤタウン大津。近年はマンションなどの建設もどんどん進み、大津市に転入してくる人も多いと言います。しかし、同時に転出していく人も多く、出入りが激しい地域なのだとか。住民の方々にとって、移動手段としての車が持つウェイトは非常に高く、2台の車を所有している家も多いそうです。また、冬の間に1~2回は雪が積もり、そうなるとお店は大忙し。数年前にいつもより多くの雪が積もったときには、タイヤの店頭在庫がなくなったのはもちろんのこと、隣接するヨコハマタイヤ滋賀販売大津営業所の倉庫からもタイヤが消えてなくなるような状況も経験したそうです。
そんな環境のなか、タイヤタウン大津さんが力を入れているのは、専門店としての自覚。他店や他社との競合というよりも、ヨコハマタイヤ直営店としてお客様に自慢のブランドの良さを伝えていくこと。「現在はエコタイヤに重点を置いています。もっともっとエコタイヤを広めていけるようにしたいです」と門正憲(かど まさのり)店長。
新聞折込みのチラシは冬場に1回行う程度で、新規顧客を狙って派手に広告展開をするようなスタイルではなく、むしろ既存の顧客にDMを発送したり、来店客と密なコミュニケーションをとることを重要視しています。店内の商品陳列も時季に応じてレイアウトや展示する量も大幅に変更するそうですが、それも「お客様との密なコミュニケーションを」という考えの表れに思えました。
最近はインターネットの普及などでお客様も非常に知識を持つようになっているようですが、「専門店としてむしろ、こちらの伝えたいことが伝わりやすくなっている」と言います。上っ面だけ繕いながら時流に追われるのではなく、それを超えたところでお客様を待っているような、そんなゆとりや自信のようなものを感じました。
「タイヤというものは車に乗る人の命を預けるものですから」。取材中、何度となく口にした門店長の言葉が印象的でした。


店舗名 | タイヤタウン大津 |
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住所 | 〒520‐0841 滋賀県大津市美崎町6‐12 |
電話番号 | 077‐534‐4321 |
営業時間 | AM10:00~PM7:30 |
定休日 | 水曜日 |
開店 | 平成7年10月 |
商品構成 | タイヤ・ホイール 60% カー用品全般 40% |
購買層 | 30代~ |
商圏 | 大津市 |
従業員数 | 3名 |