コクピット舞子店

　本州と淡路島をつなぐ明石大橋がある、古くからの海辺の街と、開発が進み新興の大型ショッピング店などもできている山側の街。そんな新旧さまざまな顔をもつ地域に密着し、「コクピット 舞子」さんはショップを運営しています。162坪の敷地をスタッフ3名で忙しく走り回り、お客様に満足を届けています。
　常連客も多く、常に流行にアンテナを張りつつも、このお店だけでしか扱っていないようなものも取り揃えるように、商品やサービスに対するこだわりや着眼点にも日々磨きをかけています。さらにお客様のニーズにできるだけ応えることができるように、店頭にないものでも要望があれば、これまでに培ってきたノウハウやつながりをフル活用して、仕入れることができるかどうか、提供することができるかどうか、最大限の努力をするとのことです。もちろん初めてのお客様にも深くコミュニケーションをとる一対一の対応で、納得のいくアドバイスやサービスを提供し、後々の信頼獲得につながるよう努めています。
　お客様への告知活動としては、チラシの新聞折込のほか、スタッフ自らポスティングしてまわることもあるというから、その情熱はすごいものがあります。今回お話を伺ったスタッフの高橋さんは、同店について「スタッフ全員が『自分の店』のような感覚を持っている」と言います。
　また、スタッフ同士、普段から互いによく話し合って志気を高め、お客様と店員の役割を演じるロールプレイング形式の研修でサービスの向上に努め、仕入れ業者主催の勉強会などにも積極的に参加しているそうです。
　「お客様に『ありがとう』の一言を言われたときが一番嬉しい」と高橋さん。その屈託のない笑顔が、高橋さんの人柄だけでなく、お店全体の取り組みも象徴しているように感じられました。
　実際、今回の取材中も、平日の午前中にもかかわらず、入れかわり立ちかわりお客様が来店し、取材を何度も中断せざるを得ませんでした。この事実が、伺ったお話の内容や思いが本物であることを示していました。