オートステーション深谷店

　高崎線の熊谷駅と深谷駅の間、国道17号線沿いに店舗を構えられているオートステーション深谷店さん。同業店では10時、11時オープンが多いのに対して、深谷店さんの朝は８時台から始まります。
「農業をされていて軽トラックに乗られている方が多く、朝８時30分から来られるお客様も少なくないんです。以前はタイヤショップ柴崎という名前でこの近くに店舗がありましたが、それが約20年前にオートステーションとして生まれ変わりました。当時から地元のニーズがあるので朝９時から営業しています」
　そう説明していただいたのは専務の中野康史さん。作業受付は９時からですが、８時台からの来店者が店内で待てるようスタッフさんが準備をされているそうです。そんな深谷店さんが地元から絶大な信頼を集められているのは、「正直な診断をしてくれる店だ」と口コミが広がっているからだと言います。
　「ガソリンスタンドや競合店でこれを交換した方がいいよと言われても、うちで診断して問題なければ『あと半年は大丈夫ですよ。半年後に来てくださいね』と伝えています。それはうちの経営方針で、従業員個人の売り上げがどうこうと言わないんです。オートステーションへ行けば正しい車の診断をしてもらえる、というお客様との信頼関係が何より大切だと思っています。また中古・新品タイヤ１本からの交換も引き受けます。たとえば５分山のタイヤが１本パンクした場合、同じメーカーの同じパターンで、同じ５分山をなるべく探して元に戻せる努力を当店では心がけています」
　一方で、お店の課題は作業中の待ち時間が長いことだと中野さんは言いますが、それは作業ひとつひとつが丁寧であるからに他なりません。まさに「車の病院」であるオートステーションさんは、地元には欠かせない存在になっています。