ロードランナー

　栃木県を東西に走る北関東自動車道の真岡インターチェンジ近くに店舗を構えられているロードランナーさん。店内に入るとディスプレイされている在庫数にまずは圧倒されます。
「ホイール在庫だけで7000～8000本あります。量販店さんは別として、個人店の中では多い方だと思います。軽トラからフェラーリまでカバーしているので、お客様に『ここへ来たら手に入らないものはない。どうにかなる』と思ってもらえる部分がうちの強みでもあり、魅力だと思っています」
　そうお話されたのは代表取締役の塚田淳一さん。2000年に町中の小さい店舗からスタートして、9年前にこの広大な敷地へと移転したそうです。現店舗の敷地面積は1300坪、他にも300坪の倉庫があります。
「移転してからガラッとお店の雰囲気を今のように変えました。新品と中古のタイヤを扱っていますが、今は新品の割合が多くなっていますね。またお店自体は20年目で、長年通っていただいたお客様の子供の世代も来てもらえるようになりました。父の紹介、あるいは地元の職場やカーディーラーさんの紹介など、誰かの紹介で来てくださる方が半数以上。それが何より嬉しいことだと受けとめています」
　紹介や口コミで広がるロードランナーさんの客層。それは1件1件、丁寧に接客してこられた証とも言えます。
「常にお客様の目線に立つことが基本ですが、それプラス、我々の商品知識やアドバイスを含めて、お客様に本当に合ったものを提供していくのが当店の使命です。うちのようなタイヤ専門店となると、見に来るお客様というより買いに来てくれるお客様がほとんどです。一度来店されたお客様が次に来るのが3～5年後。その時にまた選んでもらえるような言葉遣いや作業を心がけてやっています」