有限会社イシカワエンジニアリング

開業当初は相模原に店舗を構えておられましたが、３年前に横浜町田インターチェンジからも保土ヶ谷バイパス上川井インターチェンジからも近い今の場所へ移転されたイシカワエンジニアリングさん。足まわり、ブレーキまわりの用品取り付けに加え、エンジン&トランスミッションのオーバーホール、LSDの組み付けまでこなされるチューニングショップですが、新しい店舗の外観は「ファクトリー」という言葉がふさわしい立派さです。「アクセスが良くなったぶん、来客数は増えましたね。名前は知っていたけど今まで来られなかったですと言う方が、移転1年以内はすごく多かったです」。そうお話された石川隆代表は、チューニング業界の変遷をこう話されます。「昔はゴルフ2のエンジンを降ろしてカムを入れて、あれをこれをと、お客様にしてみれば車を何ヶ月預ければいいのという業界でしたが、ゴルフ4ぐらいからECUチューニングが主流になり、今はプログラムを変えればブーストアップで50馬力も上がります。行ってその場でできてしまう。どこの国を見ても、エンジンを開けてまでやるチューニングってほぼなくなりました。それに、お客様のニーズも変わってきました。今の考え方は、昔のように速くするとか足を硬くするといったストレートなものではなく、アフターパーツを組み入れてどう車の完成度を引き上げていくか。チューニングというよりも、車の進化やお客様のニーズに合わせて車をどうアレンジしていくか、という趣向が強いですね」。そんな石川代表の接客スタイルはとてもシンプルです。「何かを求めているからうちに来るわけです。だから、なぜ来たかをくみとってあげて、一番の近道を探してあげるのが我々の仕事です。お客様のゴールに最短距離で行けるようナビゲートするのが、大切にしているうちのスタイルです」。