DAKAR RALLY

サウジアラビアでの開催5回目となった2024年度のダカールラリーは、1月5日にサウジアラビア北西部のアル・ウラ近郊で翌日の第1ステージのスタート順位を決める27㎞のプロローグランが行われ、第45回大会の競技が始まった。1月6日から本格的なステージがスタートし、エンプティクォーター（何もない大地）と呼ばれる広大なルブアルハリ砂漠に挑む前半戦を経て、第3ステージおよび第4ステージは、SS終了後のメカニックによるサービスが2時間しか許されないマラソンステージ。そして1月11日から12日にかけての第6ステージは、大会史上初の試みである「48Hクロノステージ」が実施され、1月13日に首都リヤドで中間休息日を迎えた。
1月14日からの後半戦はリヤドから北上しながらハイル、アル・ウラを通過、1月19日に西海岸のヤンブーでゴールを迎え、総走行距離約8,000km、競技区間約4,700kmにもおよぶ12ステージ全15日間の『世界一過酷なモータースポーツ』とも呼ばれる競技日程が終了した。

ストック（市販車）クラスに参戦するエンケイホイールユーザー「TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY（TLC）」は、前大会より投入したトヨタ・ランドクルーザー300 GR SPORTの信頼性・耐久性を向上させ、2台体制でストック（市販車）部門11連覇に臨んだ。
結果は、500号車（Dr. 三浦 昂 , Co. マイヨール・バルべ組）がストック部門優勝（総合81位）、501号車（Dr. ロナルド・バソ , Co. ジャン・ミッシェル・ポラト組）が部門2位（総合109位）を獲得し、「ストック（市販車）部門11連覇」の偉業を「ワン・ツーフィニッシュ」で達成した。
エンケイ製マグネシウム鍛造ホイール「PDM1」は過酷なラリーの全行程を通じて2台のランドクルーザー300の足元を支えきり、偉業達成の一翼を担った。

CROSS-COUNTRY SERIES STOCK Class

　サウジアラビアでの開催4回目となった2023年度のダカールラリーは、ルートの70％が新設され、エンプティクォーター（何もない大地）と呼ばれる広大なルブアルハリ砂漠を経て、アラビア半島を横断するルートが設定された。
　12月31日にサウジアラビア北西部、紅海に臨むヤンブー近郊でスタートセレモニーが開催。1月1日の競技スタート順を決める13㎞のプロローグランを行い、第45回大会の競技が始まった。
　1月1日から本格的なステージがスタートし、広大な砂漠の砂丘群を駆け抜ける連日の過酷なステージを経て、1月9日、サウジアラビアの首都リヤドでの休息日をはさみ、1月15日にゴール地ダンマームに到着。同市郊外のキングアブドラカルチャーセンター(ITHRA)でゴールセレモニーを行って、全15ステージ（プロローグステージ含む）、16日間にわたる『世界一過酷なモータースポーツ』とも呼ばれる競技日程が終了した。

　市販車クラスに参戦するエンケイホイールユーザー「TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY（TLC）」は、今大会よりトヨタ・ランドクルーザー300 GR SPORTを投入し、2台体制で市販車部門10連覇に臨んだ。250号車（Dr : ロナルド・バソ / Co : ジャン・ミッシェル・ポラト組）が市販車部門優勝（総合107位）、246号車（Dr : 三浦 昂 / Co : ローラン・リシトロイシター組）が部門2位（総合108位）を獲得し、「市販車部門10連覇」の偉業を「ワン・ツーフィニッシュ」、「新型車両デビューウィン」とあわせて達成。エンケイ製マグネシウム鍛造ホイール「PDM1」が過酷なラリーの全行程を通じて2台のLC300を支え切った。

DIESEL CROSS-COUNTRY SERIES PRODUCTION VEHICLES class

　ダカールラリーは、元来『パリ・ダカールラリー』と呼ばれ、その名が表すようにフランスの『パリ』を出発、セネガルの『ダカール』でゴールを迎えるコースが設定され、壮大なサハラ砂漠への挑戦として1978年より開催されてきた。しかし近年、アフリカ各国の政情が軒並み悪化した事から、コースはさまざまな変遷を経て、2009年から2019年は南米大陸で開催、さらに2020年からは、中東・サウジアラビアにその舞台を移している。
　サウジアラビアでの開催3回目となった2022年度のダカールラリーは、1月1日に北部の都市ハイルでのセレモニアルスタートから始まり、1月2日から本格的なステージがスタート。広大な砂漠の砂丘群を駆け抜ける連日の過酷なステージを経て、1月8日の休息日をはさみ、1月14日にジェッダでのゴールセレモニーをもって全12ステージ、14日間にわたる『世界一過酷なモータースポーツ』とも呼ばれる競技日程が終了した。
　トヨタ・ランドクルーザー200の2台体制で市販車部門9連覇に臨んだエンケイホイールユーザー「TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY」は、242号車（Dr : 三浦 昂 / Co : ローラン・リシトロイシター組）が市販車部門優勝（総合38位）、245号車（Dr : ロナルド・バソ / Co : ジャン・ミッシェル・ポラト組）が部門2位（総合43位）を獲得し、市販車部門9連覇の偉業をワン・ツーフィニッシュで達成した。

DIESEL CROSS-COUNTRY SERIES PRODUCTION VEHICLES class