タイヤ館 花博鶴見

　2年前にオープンした「タイヤ館　花博鶴見」。立地は、古くは商工業地、現在はどんどん新興住宅地として発展を続ける地域です。
　店内へ進むと、なんだか和やかな雰囲気に包まれます。大西逸人店長に話を伺ってみると、少しずつその謎が解けてきました。
　まず、店舗内装。どなたでも気軽に来店できる雰囲気作りのために、フロアが木目調になっています。なるほど。そうやって見てみると、さりげなく配置されている観葉植物も優しい空気を発しています。
　ごく一般の方々から見て、「タイヤ館」という専門店であることの敷居を下げるための工夫は他にも随所に見られます。
　「カーライフパートナー」として、お客様の車に関すること全体をサポートするために、まずは利用頻度の高い安全点検（無料）やオイル交換を前面に打ち出した看板を近くのショッピングセンター前に掲げたり、年数回の新聞折込チラシを行っている。そして、来店されたお客様に笑顔で元気よく挨拶をし、駐車スペースへ誘導。
　大西店長は言います。「押し売りではなく、お客様と一緒に買い物をします」。来店されたお客様に対面するのではなく、お客様と同じ方向を向いて、買い物のお手伝いをすることを心がけているそうです。「そういったコミュニケーションのなかに、タイヤに関する注意事項などのアドバイスを交えながら、お客様に安心感を持ってもらうのです。売るだけが目的ではないのです」。
　さらに、お客様の待ち時間の快適さを向上させるため、マッサージチェアを設置したり、マットが敷き詰められたチャイルドコーナーで、ぬいぐるみや絵本で子どもたちも楽しく時間を過ごせるようにしたり（ちなみにかなり好評だそうです）、サーバー設置によるドリンクサービスも始める予定。
　最後にひとつ。同店各スタッフは、ブリヂストン主催のFVS訓練に最低年1回参加し、また、随時商品納入業者さんに参加してもらって店内勉強会を開くなど、「見た目」だけではなく、知識・技術といった「中身」の向上も決して怠りません。頭が下がります。