すてないで昭和店

中古ホイールの在庫数は1500本！という群を抜く数字が誇らしい、すてないで昭和店さん。広い敷地内の店内、店外スペースには、まるで高い壁のようにホイール・タイヤディスプレイが並んでいて、まさに圧巻の光景です。「中古販売に転換してから18年ほど経ちます。当時は大量生産して、どんどん捨てる時代。ホイールでもタイヤでも新品の価格競争が激化しているなか、世間では環境問題が騒がれていました。そんなとき、うちの現会長が、中古販売の展開へと踏みきったところから『すてないで』はスタートしました。単純に使えるものを捨てるのはもったいないことですし、この車にはあと１年しか乗らないのに、タイヤがダメになり交換を迫られるケースもあります。そんなお客様がうちに辿り着いて、安価な中古のなかでもクオリティが高い商品を見つけたときは喜ばれて帰って行かれます。18年前から中古のバラタイヤ販売もやらせてもらっています。タイヤがパンクして、１本だけ交換しなければいけないというお客様も少なくはありませんからお客様には喜んでもらっています」（店舗責任者・三井さん）。今ではすっかり中古販売店というイメージが浸透していますが、割合は少なくとも新品も、未使用アウトレット商品も取り揃え、幅広いニーズに応えてくれるお店でもあります。「せっかく来店されて在庫がありません……というのが一番残念なことです。幅広い商品数がうちの強みです」と三井さんはお話します。接客においては、社訓でもうたっている「お客様の立場に立った提案接客販売」がモットー。「お客様によって求めるもの、考え方は違うので、それに寄り添いつつ、なるべくコストを下げて、希望に近い着地点を探すのが、我々の仕事であり、すてないでの存在意義だと思っています」。