嘉衛門 港北店

神奈川県と東京都を結ぶ第三京浜道路の横浜港北インターチェンジを降りて5分ほどの場所に店舗を構える嘉衛門港北店さん。以前は少し離れた場所にありましたが、作業の精度を向上させる立地を求めて現在の場所にリニューアル移転しました。店内に入ってまず目を引くのがホイールの数、そして並び。すべてのホイールが入口に向けられているのです。「こうするとホイール在庫がどれほどあるのかが一目瞭然ですよね。入って右側が国産、左が輸入車用です。うちの特徴として、各ホイールに値段やポップなどが一切ついていません」。そう説明してくれたのはスタッフの渡邊健太さん。中古や新古品をメインに扱う嘉衛門さんでは、タイヤとの組み合わせで値段幅が大きく変動するため、そしてお客様との会話を重視するため無表記で並べているそうです。「たとえばパッと見て15万円と分かってしまうと、お客様のなかですぐに完結してしまうんです。だからそれらの要素をなくして、とにかく我々スタッフと会話をしてもらおう、という考えなのです。横についていろいろとお客様のお話を聞かせていただいたうえで、商品の説明やお客様に見合った提案をしていく、という“寄り添った接客”がうちのウリです」。寄り添うにしても、営業色の強い会話というより世間話やお互いに大好きな車に関すること。「うちは車検も洗車もやっておらず、タイヤとホイールに特化しています。そこにしぼっているのでスタッフ個々に時間の余裕ができ、お客様ひとりひとりとより濃い内容のお話をできます。ひとりあたりの接客時間は、他のどの店にも負けないと思いますよ」。そんなユニークな接客を採用する嘉衛門さんはインターネットだけでなく、来店者様のクチコミで新規来店者様が多く生まれているそうです。