ガレージコルサ

車を楽しむ心を、次の世代へ

　愛知県津島市にある「ガレージコルサ」は、創業から30年以上にわたり、地域に根ざした整備とチューニングを手がける街のガレージだ。二代目の栗本さんは、ディーラー出身のメカニック。確かな技術と“車を楽しむ心”で、世代を超えて信頼を集めている。
　「ガレージコルサは、父が1991年に立ち上げた店なんです。私は2代目で、もともとディーラーでメカニックをしていました。その経験を生かして、今は車検や整備、タイヤ交換、四輪アライメント調整などを中心にやっています。仕事の半分がタイヤ・ホイール、もう半分が修理やメンテナンスですね。」
　「昔はチューニングの依頼も多かったんですが、今は“長く大事に乗りたい”という方が増えました。中古で買ったタイヤの減り方が気になるのでアライメントを見てほしいとか、愛車の車検から整備までお任せしたいとか、そういう相談が多いです。アライメントを取るお客様の中には、サーキットを走る人も多いんです。私自身も鈴鹿サーキットが大好きで、お客さんと一緒に走りに行くこともあります。クルマ好き同士、自然と距離が近くなるんですよね」と語る。
　「創業当時からのお客様の息子さんや娘さんが来てくれることもあります。親子2代で車を楽しんでいる姿を見ると、本当に嬉しいです。昔は改造して遊んでいた方々も、今は愛車を大事にきれいに維持して楽しむようになりました。無茶はしなくても、“クルマが好き”という気持ちは変わっていません。これからも、地元で頼られる“街のガレージ”であり続けたいですね。車を楽しむ人たちの気持ちに寄り添いながら、一台一台、丁寧に向き合っていきたいと思っています。」