F1を始め数々の世界最高峰レースでの勝利から蓄積されるテクノロジーを惜しみもなく注ぎ込んだ技術的先進性と、全てにおいて高品質に拘った入念な造り込みが国内・外のマーケットで高い評価を得ているENKEI「Racing」シリーズ。
そんなENKEIのフラッグシップシリーズである「Racing」シリーズより、約2年ぶりの新作がリリースされ話題を集めている。それが「Racing
RSM9」である。
その進化の最たる部分が、今回「Racing」シリーズに初採用された「HCS(H・クロス・スポーク)」だ。
実際のレーシングホイールにも取り入れられている、応力集中の少ないスポーク側面の両側にサイドマシニングを施す事により軽重量と高強度・高剛性を兼ね備えた理想的な「H断面」形状を実現。
実戦でのメイク&トライと高度な強度解析技術により導き出されたその形状は、「軽さ」と「強さ」と言う相反する要素をハイレベルで両立している。
製法は高剛性スポーツホイールとして有力チューナーやスポーツユーザーから高評価を得ている「GTC01」同様、「MAT-DURA
FLOW FORMING」を採用。
「MAT-DURA FLOW FORMING」とは鍛造ホイールや2、3ピースホイールのリム成形に用いられる「スピニング製法」を応用し、開発されたENKEI独自のリム成形方法「MAT
PROCESS」の進化形である。
従来の「MAT PROCESS」を一から見直し、最適なリムプロファイル(形状)の追求、製造工程細部にわたる最適化、モータースポーツでの実戦テストを経て確立された第2世代MAT、「MAT-DURA
FLOW FORMING」は更に材料強度をアップし、より緻密なメタルフロー(鍛流線)は多くの鍛造ホイールをも凌ぐ材料強度を誇る。
そしてディスク部は応力分散にすぐれる9スポークを採用。縦横の断面比を最適化によりシェイプされたそのスポークは、見る者に一目でスポーツホイールであることを強烈に印象づける。スポーク先端に抑揚を持たせながらリムに繋げることで、立体感とワイドなデザイン面を実現している。
また、カラーリングは高輝度塗装の「PlatinumSilver」と漆黒が新鮮な「PianoBlack」を採用。両カラーともフランジ部をマシニングすることにより、単調になりがちそのフォルムにアクセントを持たせた。
スポーツホイールとしての飽くなき機能追求と、アルミホイールのもう1つの重要なファクターであるファッショナブルなデザイン性を高次元で達成したENKEIの自信作「RSM9」。
名ばかりのスポーツホイールがマーケットに溢れる中、本当のスポーツホイール、そして本当のアルミホイールをぜひ体感して欲しい。
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