世界不況がスタートした一作年10月の後に未曾有の経済環境下で開催された2009オートサロンより1年が経った今年も、去る1月15日(金)から17日(日)まで、恒例の「東京オートサロン」が千葉幕張で開催された。

事務局から発表された入場者数は3日間累計で、237,954人と、昨年の229,201人に対して103.8%と微増の結果を残した。当初は引き続く不況、また昨年開催された東京モーターショーの結果を受け同様な結果を誰もが想像していたが、実績は嬉しい方向で予想を翻してくれた。二番底、或いは三番底も来る!?と言われている昨今では我々アフターマーケット、クルマ部品に携わるモノにとっては間違い無く、入場者のプラスはポジティブな方向に間違い無い。ただ、東京オートサロンでは東京モーターショーと違って即売が許されているが昨年よりもユーザーの財布の紐は固かったようである。この点は仕方が無いことであろうけれども、斯様な見学者があるという事は興味があるユーザーはまだまだ居る、という事実であり、お金があれば買いたい、という欲望を持っている事の裏返しであるからである。

さて、展示されたクルマ、商品等は雑誌、WEBを中心に各種手段で詳細に報じられているけれど、今回のショーにはそれらの伝達手段では判らない現実があったと思う。それは、会場に行った人しか判らない事である。
それが何かが判る読者は沢山居ると思う。そう、中国語が飛び交う会場に年々成っている、という事である。
以前の東京オートサロンでは日本語の次に圧倒的に多い言語は英語であった。しかしながら、前々回あたりより中国語がドンドン増え、本年においては英語はほんの少ししか耳に入ってこなかったのである。この現象をどう読み取るか!?

昨年の中国の自動車販売台数はいよいよアメリカを抜き去り1,360万台、今年は1,500万台にも届く、と言われている市場である。この新車販売だけでも5年続けば日本のクルマ保有台数(7,500万台)に追いついてしまう。以前からのクルマもあるから予想するに3年も経てば現実化するものと想像はついてしまう。
そういった環境下で皆(中国の人達)が同じ様なモノを手にした時、『他人より格好良くしたい!!』『他人より早く走りたい!!』『もっと、大きくて高級車に乗りたい。』等とした人間の欲望が湧いてくる。
ここに、我々日本人のソフトが生きてくる領域がある。ハードは見て、研究して、真似をする事が出来る。
しかしながら、ソフト、所謂『絶え間ない創造的なデザイン提案』、『生産性を高める総合したシステム提案』、『いち早くお客様に商品を届ける運送システム提案』等々は、『感性』『センス』『創造力』が無ければ出来ないエレメントである。これらのソフトをいち早く未開拓の市場に落とし込む事が市場を牽引する、或いは市場を育てる事に繋がり我々の生き残り策であると思う。

 

 
世界屈指のカスタムカーショー、東京オートサロン。
多彩なカスタムカーが今年も幕張メッセに集結。
 
 
エコ指向のハイブリッドカーにも個性を!
PRIUS×ENKEI ASC2(参考出品)
【 TOYO TIRE 様 ブースにて 】
 
 
ミニバンをスポーティーに!
STEP WGN × ENKEI PF01
【 TEIN 様 ブースにて 】
 
 
D1GrandPrixマシン・RX8 × ENKEI GTC01
【 RE雨宮 様 ブースにて 】
 
 
 
屋外会場・D1スクエアでは、おなじみ末永選手と
熊久保選手の激しい走りで観客から大歓声が
沸き上がる!
  SUPER GT(GT300)マシン・PORSCHE 911
× ENKEI SRM2(競技用ホイール)
【 ハンコック 様 ブースにて 】
  APRCマシン・LANEVO-X × ENKEI RC-T4
【 クスコ 様 ブースにて 】
 
         
 
 
         
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