去る6月19日(金曜日)から21日(日曜日)まで東京ビッグサイトで『第6回・東京スペシャルインポートカーショー』が開催された。
未曾有の不況下、特にクルマ関連は非常に厳しい状況が続く中でのクルマ関連ショーの開催であり、出展者が集まるのだろうか?と不安視もされたが300社、1,000台以上の車両出展があったとの報道である。
また、事務局の発表では来場者が71,971名と過去最高を更新したという。
(因みに、1月に開催されたオートサロンは同じ3日間で229,201名の入場者)

翻って、今秋に開催される『東京モーターショー』等は、海外メーカーの多く、そして国内の商用車部門の多くも出展を取り止める、という状況であるから、補修市場と新車市場の状態の差がここに顕れているかもしれないし、輸入車がより一般的になってきた証かもしれない。

会場では来場者に楽しんでもらえる配慮から、イベントも年々充実していると感じた。
例えば、ランボルギーニやコブラ等々の体験試乗会、輸入車の痛車展示、小錦のライブ等々。
情報が溢れている現代では、人間には五感があるからSHOWを見て楽しむだけでは満足出来ないユーザーが多くなっており、そういった意味では五感に訴える演出は非常に重要である。

前述の試乗会など、今までのSHOWであれば「カッコ良いな〜。」とステージの下から或いは柵の外から眺めていただけのものが、助手席ながらそのクルマに乗って、エンジンの鼓動、エクゾースト、そして走りを感じる事が出来るのであるから、クルマ好きにとっては嬉しい限りである。(勿論、自分でハンドルを握れればもっと良い。)
オ−トサロンでのD1模擬走行、同乗走行も同じである。

また、痛車は昨今の流れで、その具合はドンドンとエスカレートしているように思う。個人的には「渋め」が好みであるからよく分からない世界だけれども、痛車がひとつのトレンドとして受け入れられ、作って、参加して、見て、と、オーナーに限らず、多くの人達が知り楽しんでいるから、業界人としてこれはこれで理解しておかなくては、と思っている。

前述したように出展者が極端に減少している『東京モーターショー』に比べ、補修市場向けながら頑張って開催されたこのSHOWで少しばかりでも上向きな元気が業界に戻ってくる事を期待したい。

展示内容は各種の報道で取り上げられているから、当ページでは敢えて違った角度から今回のSHOWを考えてみた。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
         
 
 
         
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