ジュネーブはスイスの西部、ヨーロッパ最大の淡水湖であるレマン湖の南西岸に位置する人口約18万人の都市。まわりを美しいフランスの山々で囲まれ、国際連合ヨーロッパ本部をはじめ国際機関が多くある国際都市である。
そんなジュネーブを舞台に毎年開催されるジュネーブモーターショーは、ヨーロッパの自動車業界に春の訪れを告げる、秋のフランクフルトモーターショーと並ぶビックイベントだ。

欧州では、2007年に入って最初のモーターショーと言う事もあり、世界各国の自動車メーカーから最先端のテクノロジーを駆使し、発売を間近に控えた新車が発表されるのが、このショーの特徴だ。
今回、世界初公開の「ワールドプレミア」となる車両は50車種以上を数え、時代を反映して省燃費車、ハイブリットカーや代替燃料車等が数多く見られた。
また、隣接する国がイタリア、フランスという事もあってか、コンパクトカーのニューモデルが多く展示され、それらの車にアルミホイールが標準装着されているのはもちろんの事、そのデザイン性の高さと大口径化はアフターマーケットのアルミホイールをも凌ぐのでは無いかという位の勢いだ。

またカーメーカーを持たないスイスでの開催ならではの特徴が、数多くのカロッツェリアがブースを出展している点だろう。メジャーカーメーカーに比べスペースは小さいものの、各社それぞれが競い合うかのように、独自性を打ち出した洗煉されたブースで、我々の目を楽しませてくれる。

もちろん、欧州のメジャーチューニングメーカーも参加しており、その中でも一番の注目はやはりLORINSER社だろう。
昨年9月ドイツのフランクフルトで開催されたアウトメカニカのリポートでお知らせした、LORINSERとENKEIのコラボレーションによって、デザイン、開発、製造されたプレミアム3ピースホイール「RSK6」が今回も登場。今回はメルセデスベンツCLのデモカーにも装着され、多くの来場者から熱い視線を受けていた。

このショーを見終わって感じたのは、我々ホイールメーカーとしては、今後より一層の安全性確保や環境への配慮が進む中、そんなクルマの目指す方向を文字通り「足下から支える存在」でありたいと思う事。
そしてそれと同時に、このような場所で数々のカロッツェリアデザインに多くの刺激を受け、飽くなき機能性、デザイン性向上へのチャレンジを続け、常にアルミホイールマーケットをリードする存在でありたいと感じた。

 今回も多くの人で賑わう、ジュネーブモーターショー。




 MERCEDES BENZ CL × LORINSER「RSK6」




 ハイセンスな雰囲気漂う、カロッツェリアのブース



 今回、ワールドプレミアされた「MAZDA 2」




 
 
 コンセプトカー「HONDA スモールハイブリッド」     コンセプトカー「TOYOTA ハイブリットX 」      こちらも今回、ワールドプレミアの
   「RENAULT New TWINGO」

Copyright © 2007 ENKEI Corporation All Rights Reserved.
ENKEI WEBPAGE ENKEI WEBPAGE