オートバックス府中

東京の府中市に２階建て店舗を構えるオートバックス府中さん。東日本大震災の１週間前にオートバックスのモデル店としてオープンしましたが、オープンセールもままならない状況のなかでのスタートは苦労が多かったそうです。決して大型店舗ではなくそんな社会情勢の中でも心温かい接客を従業員さん全員が大事にして、今では東京店舗内でも多くの集客や売上実績を誇っています。
「大型店舗のように大口径のホイールを並べるのではなく、アルミホイールっていくらぐらいなんだろうという、純正のままで満足できないお客様に対して、タイヤに加えてこんな値段でも買えますよっていう値段設定をメインに展開しています。ほぼ国産車向きです」とお話いただいたのはタイヤ・ホイール売場担当の大内友広さん。さらにホイール買い替えの敷居を下げる工夫もあります。「タイヤとホイールをすでに組み込んで、すぐに持ち帰れますよという状態での販売も行っています。パンクなどで来ていただいたお客様に、どうせタイヤを買い換えるならというお手軽なセット販売の流れを作るためです」。組み込んだタイヤとホイールに関しては返品できません。売れ残ってしまうリスクもありますが、目線はあくまでお客様。「数字を上げるのももちろん大事なことですが、来ていただいたお客様を絶対に満足させる。売っているものはそれほど他店舗と変わりない中でうちを選んでいただける理由、それはやっぱり“人”です。うちは人で売らせてもらっているのかなとは思います。特別なことはしていないですけど、笑顔と気持ちいい挨拶は店全体で徹底しています」。身近さ、手軽さをキーワードに、オートバックス府中店に来れば何でも相談に乗ってくれる、解決してくれる、「あの人がいるから相談したいな」と思われる、そんな地域密着店にすることが今後の目標だとか。