カルバン 野々市本店

　以前は大径ホイールで名を馳せ、全国からお客様が来店した「カルバン野々市本店」。今は大きくても20インチ程度がメインで、広くさまざまな車種のユーザーが訪れるとのこと。広い店内には所狭しとホイールが展示されており、さながら見本市のようです。
　「当店の広さは石川県内でも群を抜いています。中でもアルミホイールは力を入れており、昔に比べて在庫数は減りましたがそれでも1,500～2,000本はあるのでは」と利國店長は語る。「北国でスタッドレスを履いている期間が長いことから、スタッドレスでもアルミホイールをお求めになる方がほとんどなんです。だからこそ、夏タイヤでもスタッドレスでもユーザーの愛車がカッコよく見えるようにアルミホイールもベストマッチなものをオススメしています。実際の商品を見て、触って、車に当ててみて比べられるので、写真で見るのとは大違いとお客様は言われます。だからWEBは価格安いかもしれませんが、あまり脅威には感じていません。ユーザーの満足度はこちらの方があると思います」
　また、店内には車種ごとに商品を集めたコーナーがあります。「ハイエースやジムニーなど人気車種のコーナーが常に3車種づつはあります。1車種に偏らないことでお店の扱い車種のイメージが偏らず、さまざまなユーザーにご来店いただけるのです。また、常に話題の車種に入れ替えながら展示できるので、売り上げの落ち込みを最小に抑えられるというメリットもあります」。あえて『あそこは◯◯の店』というイメージを持たせないことにより、幅広いユーザーを許容するイメージを作る戦略のカルバン野々市でした。