カーショップアズミ

お客様に、単に安く商品を提供することだけが競争の主軸では淘汰されてしまう。そんな思いから、長く地域密着型を根底に長野県の安曇野市に店舗を構えられているカーショップアズミさん。コンパクトながら店内は魅力的なディスプレイで、車好きの興味をとても惹きつけるものがあります。「お客様と店舗スタッフという関係ではなく、もっと身近な、友達感覚のようなお付き合いをさせていただいています。気楽に来ていただいて、お客様の相談に乗る。商売ありきではなく、自然とそういう雰囲気になるようなお店が理想だと考えています」。そうお話しされたのは会長の細井 武さん。タイヤ、ホイールを扱う以上、作業は安全と信頼をモットーにしつつ、とくに注意しているのが作業場の清掃だと言います。「いつも埃ひとつ落ちていないことを心がけています。どうしてもタイヤ交換をすると埃っぽくなってしまうので、1回1回必ずモップがけをしたり。そういうきれいな作業場を見せる、という部分もありますが、やはりお客様の車を扱うなか、従業員が敷地内を移動させることもあります。そのときに埃っぽい作業着で自分の車に乗り込まれたら嫌じゃないですか。だから、手があいていたら必ず掃除。お客様の車を扱う上では、一番大事なことだと思っています」。また車離れがささやかれる昨今は、ドライブレコーダーの装着など手軽なところから車を自分好みにチューンしていく魅力も伝えているそうです。「車に何かを付けると楽しくなりますよね。それを感じてもらう第一歩としてオーディオやドライブレコーダーなど、まずはハードルが低いところで面白さを感じていただければと思っています。魅力を感じてもらえたなら、自然と次の話につながっていきます」。ご自身もラリーをやられてきて車の奥深さを知っているからこそ伝えられることがある。そう細井さんは感じ、いまだ現場でお客様に向き合っています。